プラスチックバックル:コードロックとは?
コードロック(ストッパー)は、コードストッパーやドローストリングストッパーとも呼ばれ、各種フラットコード、丸紐、バンジーコードなどの細い紐に取り付けることができます。内部に組み込まれたスプリング(バネ)の力によって、コードロックを任意の位置でしっかり固定でき、紐の長さや締め具合を調整可能です。ボタンを押しながら紐を前後に引っ張ることで、長さやフィット感を自由に調整できます。
コードロックの構造
コードロックは一般的に3つの部品で構成されています:ボタン(オス, Toggle)、外殻(メス, Barrel)、内部に装着されたスプリング (Spring)。
- ボタン(プッシャー):外側に突起した部分で、指で押しやすく設計されています。ボタンを押すと内部スプリング構造がロックを解放し、紐の長さや締め具合を調整できます。ボタンから手を離すとスプリングが復帰してコードをしっかり固定します。
- スプリング機構:コードロックの動作に不可欠な部品で、素材は金属やプラスチックが使われます。スプリングの力でコードの長さや締め具合を固定し、ボタンを押すとスプリングが圧縮され調整が可能、離すとロック状態になります。
- 外殻(本体):スプリングとボタンを収納し、多くはABS、POM(ポリアセタール)、ナイロンなどの耐久性の高いプラスチックで作られています。
コードロックの種類と選び方ガイド
現在、コードロックはさまざまな形状やサイズが開発されており、業界ごとに多様な用途があります。コードロックの穴の数によってシングルホール・ダブルホールタイプに分類でき、また外観やロック機構でも分類されます。内部構造に滑り止めやクランプ歯を備えたものもあり、摩擦力を高めて紐のズレを防止します。
シングルホールとダブルホールコードロックの違いは?
- シングルホールタイプ:1本の紐に適しており、簡単な締め用途に最適です。巾着袋、ウィンドブレーカーのフード、靴ひもなどによく使われます。
- ダブルホールタイプ:2本の紐を通せるため、固定力が増しズレにくくなります。しっかりとしたロックが必要な場合に選ばれ、登山用バックパック、テントロープ、バンジーコードなどに使われます。
コードロックの通し方・使い方徹底解説
コードロックの通し方は、その設計と用途によって異なります。代表的なシングルホールタイプとダブルホールタイプの使い方を、手順付きでご紹介します:
シングルホールコードロックの使い方
- 準備:コードロックのボタンを押して内部の穴を開通させます。
- 通す:紐を1つの穴に通します。
- 調整:ボタンから手を離すと内部スプリングがコードをクランプして固定します。
- 固定:紐を引いて長さを調整し、コードロックが自動的にロックされてズレを防ぎます。
ダブルホールコードロックの使い方
- ボタンを押す:指でコードロックのボタンを押し、2つの穴を開通させます。
- 2本の紐を通す:
方法1(標準):同じ紐の両端を2つの穴にそれぞれ通し、調整可能なループを作ります。
方法2(交差通し):状況によっては紐をクロスして通すことで、摩擦力が増し、さらにしっかり固定されます。 - 長さを調整:ボタンを押しながら紐の長さを調整します。
- ロック:ボタンから手を離すと内部スプリングが自動でロックし、紐の位置が固定されます。
特殊タイプコードロックの使い方
基本的なシングル・ダブルホールタイプのほか、市場にはロック機構付きのタイプ(回転ロック、スライドロックなど)もあります。登山や軍用など一部の専門モデルは追加のロック機構を持ち、回したりスライドさせてロックを強化します。
基本の通し方はダブルホールタイプと同じですが、ロックを有効にする追加手順が必要な場合があります。
コードロックの使い方ワンポイント
- 紐の抜け防止:紐の端を結ぶかストッパーを取り付けることで、コードロックの抜け落ちを防ぎます。
- 摩擦力を増やす:紐が滑りやすい場合は、滑り止め付きのコードロックや太めの紐を選ぶと効果的です。
- 交換時はサイズに注意:穴の直径が紐の太さに合っているか必ず確認し、ゆるすぎ・きつすぎを避けましょう。
スプリングタイプ・非スプリングタイプのコードロック
スプリングタイプの主な種類:
- 円筒型コードロック
シングル:C1, C1Big(大), C1A, C1E(スプリングなし), C2(キャップなし), C2A(キャップなし・平型), C3(キャップなし), C27(スムース), C81(トップ波形デザイン), C82(ミニ), Z82など
ダブル:C1Z(両端), C15(ロング・キャップなし), C15A, C15B(平型)
- 楕円筒型コードロック
シングル:C12, C12A(両側通し可), C87(ミニ)
ダブル:C12B, C12D(平型)
- ボール型コードロック
シングル:C4, C5(ストライプ), C6, C6A(スムース), C61(キャップ付), C65(ダイヤ柄), C85(ミニ)
ダブル:C62
- ボウリング型コードロック(ボウリングピン形状)
シングル:C7, C7A(大), C83
- スクエア型コードロック
シングル:C8, C9(スプリングなし), C10(上下波形・スプリングなし), C11, C17
- ラウンドフラット型コードロック
シングル:C13, C13B, C14(大), C23
ダブル:C22
- エルフ型・楕円型コードロック
ダブル:C22B, C84(ミニ)
- グレネード型コードロック
シングル:C16, C88(ミニ)
- シリンダー型コードロック
シングル:C25, C25A
- マイン型コードロック
ダブル:C24A, C24B, C24C
- その他
シングル:C26(ローラーバレル型)、C86(ロングフラット)、C95
ダブル:C63, C64(上下波形)、C94(ロングフラット)
非スプリングタイプのコードエンドストッパーの主な種類:
- ツノ型コードロック・オリーブ型コードロック(主にコートに使用)
シングル:C35A, C36A, C37
ダブル:C30(ウッド調)、C32(ストレート)、C33(スムース)、C34, C35, C36, C60
- しずく型コードロック(レインコートボタン)
C38, C38A(スムース)
- ベル型コードロック
C39, C40, C41, C41A, C41B
- ギア型コードロック
C18, C19, C19A, C20, C21
- ワックスアップル型コードロック
C42, C42A, C42B, C42C, C42D, C79
- ビーズ型コードロック
C45, C45A, C45B, C45C, C45D, C45E, C77
- ブタ鼻型コードロック
C47, C74, C75, C76, C78
- ダブルホールストッパー
C91, C92(ストライプ)、C92A(フラット)、C93(通し型)
- その他
C80, C101(シリンダー型)、C101A(シリンダー型・マスク用)、C102(ひょうたん型・中央ギザギザ)、C105(ひょうたん型・マスク用)
コードストッパーの用途
コードストッパーは、スポーツバッグ、アウトドア用品、靴ひも、アパレルアクセサリー、医療用マスクなど幅広い分野で使用されています。コードをしっかり固定し、緩みにくくすることで利便性と耐久性を向上させます。高品質なプラスチックコードストッパーを選ぶことで、製品の使いやすさだけでなく、ブランドの信頼性も高めることができます。
コード付きジッパー引き手 | コートのホーンロープバックル |
機能性アパレル:ジャケットのスプリングコードバックル | マスクの耳ひものバックル |
ライフジャケットのコードストッパー | レース調整コードロック |
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聚鴻では100種類以上のコードロック(ストッパー)を取り扱い、多彩な形状・サイズ展開であらゆるニーズに対応します。詳細は公式サイトのコードロックカテゴリーをご覧ください:https://www.ji-horng.com.tw/cord-stopper
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