プラスチック材料の種類区分
熱可塑性プラスチック & 熱硬化性プラスチック
プラスチック材料は加熱後に再び成形できるかどうかにより、熱可塑性プラスチックと熱硬化性プラスチックに分類されます。主な違いは、熱可塑性プラスチックは加熱によって何度も軟化し成形できますが、熱硬化性プラスチックは最初の加熱成形・冷却後、再加熱しても形を変えることができません。
- 熱可塑性プラスチック
用途の広さによって、A. 汎用プラスチック、B. エンジニアリングプラスチック、および C. 合成樹脂に分類されます。
A. 汎用プラスチック:コストが低く、用途が広く、生産量も多い。日用品や電子機器など多くの日常用途に利用されています。
さらに結晶性によって a. 結晶性プラスチック と b. 非結晶性プラスチック に分類されます。
a. よく使われる結晶性汎用プラスチックはポリエチレン (PE)とポリプロピレン (PP)
b. よく使われる非結晶性汎用プラスチックはポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリスチレン (PS)、ABS樹脂、アクリル樹脂(PMMA)など
B. エンジニアリングプラスチック:機械工学部品の材料として使われ、より優れた機械的性質と耐熱性を持っています。
さらに耐熱性によって a. 汎用エンジニアリングプラスチックと b. 高性能エンジニアリングプラスチックに分けられ、それぞれがさらに結晶性と非結晶性に分かれます。
a1. よく使われる結晶性汎用エンジニアリングプラスチックはポリアミド、ナイロン(PA)、ポリアセタール(POM)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)
a2. よく使われる非結晶性汎用エンジニアリングプラスチックはポリカーボネート(PC)、ポリフェニレンオキシド(PPO)
b1. よく使われる結晶性高性能エンジニアリングプラスチックはポリイミド(PI)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、液晶ポリマー(LCP)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリアリレート(PAR)
b2. よく使われる非結晶性高性能エンジニアリングプラスチックはポリサルフォン(PSF)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリアミドイミド(PAI)
C. 合成樹脂:ポリフェニレンオキシド/ポリスチレン(PPO/PS)、ポリカーボネート/ABS樹脂(PC/ABS)、ポリカーボネート/ポリブチレンテレフタレート(PC/PBT)、ポリカーボネート/ポリエチレンテレフタレート(PC/PET)、ポリアミド/ポリプロピレン(PA/PP)など、その他にもアロイ、ブレンド、コンパウンド等の製造方法があります。
- 熱硬化性プラスチック
含まれるもの:フェノール樹脂 (PF)、尿素樹脂 (UF)、メラミン樹脂 (MF)、エポキシ樹脂 (EP)、不飽和ポリエステル (UP)、ポリウレタン樹脂 (PU)、シリコーン樹脂、シリコーン(Silicone)、アクリル酸ジプロピル(PDAP)など
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